シェフごはんコラム

和食の定番をもっとおいしく!炊き込み&煮物

煮物や炊き込みごはんは、簡単にできる和食の定番。でも、工夫次第でもっとおいしくすることのできる奥深い調理方法でもあります。
今回は懐石料理のお店やお寺で料理の修業を積んだ和門 おく山奥山孝シェフに、炊き込みごはんと煮物をもっとおいしく作るコツを教えてもらいました。クリアながら滋味深い家庭料理、目指してみませんか?

鰤大根

鰤大根

ブリは臭みをとるために、熱湯でさっと下茹でします。大根は串がすっと通る硬さまで、お米のとぎ汁で茹でておきます。
ゴボウとショウガは香りづけのために入れるもの。具材ではありません。コトコトと3時間半煮たら、火を止めて。一度冷ますと、大根の中まで味がしみ、なじんだ味わいになります。中までしっかり味がしみこんだ大根をガブリとかじるのも、とてもおいしいものですよ。

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五目ごはん

五目ごはん

水煮のタケノコは便利ですが、独特の臭みが気になるもの。その臭みをとるためには、水から下茹でするのがポイントです。炊き込みごはんの具材は先に下味をつけて、それからご飯と一緒に炊き込みましょう。
鶏の挽き肉や油揚げがコクをプラスし、食べ応えのある五目ごはんに仕上がります。

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ひじきの煮物

ひじきの煮物

とてもシンプルで簡単なお料理ですが、一つ一つの手順を丁寧にすると、雑味のない味に仕上がります。ひじきを水で戻す、こんにゃくを下茹でする、油揚げの油抜きをする、という行程を短縮せずにしてみて。味付けの調味料も一気に入れるのではなく、一つずつ、味がなじんだら次、と順番に加えるとおいしくできます。

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定番の味も、手のかけ方が分かれば、もっとおいしく! 食材を同じ大きさに切り揃えるなど、小さなことで、見た目も味わいもぐっと良くなりますね♪

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