シェフごはんコラム
和食の定番をもっとおいしく!炊き込み&煮物
鰤大根
ブリは臭みをとるために、熱湯でさっと下茹でします。大根は串がすっと通る硬さまで、お米のとぎ汁で茹でておきます。
ゴボウとショウガは香りづけのために入れるもの。具材ではありません。コトコトと3時間半煮たら、火を止めて。一度冷ますと、大根の中まで味がしみ、なじんだ味わいになります。中までしっかり味がしみこんだ大根をガブリとかじるのも、とてもおいしいものですよ。
五目ごはん
水煮のタケノコは便利ですが、独特の臭みが気になるもの。その臭みをとるためには、水から下茹でするのがポイントです。炊き込みごはんの具材は先に下味をつけて、それからご飯と一緒に炊き込みましょう。
鶏の挽き肉や油揚げがコクをプラスし、食べ応えのある五目ごはんに仕上がります。
ひじきの煮物
とてもシンプルで簡単なお料理ですが、一つ一つの手順を丁寧にすると、雑味のない味に仕上がります。ひじきを水で戻す、こんにゃくを下茹でする、油揚げの油抜きをする、という行程を短縮せずにしてみて。味付けの調味料も一気に入れるのではなく、一つずつ、味がなじんだら次、と順番に加えるとおいしくできます。
定番の味も、手のかけ方が分かれば、もっとおいしく! 食材を同じ大きさに切り揃えるなど、小さなことで、見た目も味わいもぐっと良くなりますね♪