シェフごはんコラム

子どもも大人もかぶりつき! 豪快に楽しみたい「アメリカン」

海外の高級グルメバーガーが続々と上陸し、巷を賑わせている昨今、気になるのが「アメリカンフード」。アメリカの食文化というと、とかく、ファストフードのイメージに偏りがちですが、多くの移民がそれぞれの国から持ち込んだ料理にルーツをもつものも多く、実は非常に奥が深いのです。

今回は、ザ・アメリカンな料理のレシピを、ダイニングJUSTmeet 吉祥寺」 古間木 伸嘉シェフに教えていただきました。普段ならファストフード店で済ませがちなメニューも、自分で作れば特別な一品に!

ハンバーガー

ハンバーガー

アメリカンの王道メニューですが、ルーツは北アジア。香ばしく焼いたバンズ、シャキシャキのレタス、肉汁ジュワ~なパテのコンビネーションには日本人だってうっとり。キモとなるのは、やっぱりパテ。ジューシーに仕上げるため、ビーフ100%で臨みましょう。赤身肉に1~2割程度の牛脂を足すのがプロならではのポイント。パテは、一晩寝かせると焼き縮みを防げるので、できれば前日から仕込んでおくのがオススメ。また、レタスはたっぷり贅沢に重ねて、食感も見た目もボリュームアップ!

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スモークチキン

スモークチキン

手間がかかるイメージの燻製料理、実はとっても簡単!おいしさを左右するのが、鍋の選び方。燻煙の豊かな風味を逃さないように、密閉できる専用の深鍋を用意するといいでしょう。密閉度が高ければ、室内でも煙を気にせず楽しめます。あまりに手軽に、感動的なおいしさになるため、スモークにハマってしまう怖れも。手順をマスターしたら、サーモンやナッツ、チーズ、はんぺんなど、お好みの具材に変えて、あなた流のスモークライフを楽しんで!

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チリコンカーン

チリコンカーン

アメリカの国民食、ともいえる、ビーンズと牛肉をたっぷり使った、テキサス州の代表的な煮込み料理。一見難しそうですが、炒めて、調味料を加えて煮込むだけ、という大らかなレシピ。本場の味を再現するなら、専用のシーズニングを使うのがオススメ。数種のスパイスが含まれているので、味に奥行きが出ます。ただし、焦げやすいので仕上げに加えましょう。一晩寝かせると、肉のうま味が引き立ってまろやかになるので、常備菜にも。タコスにしたり、パンにも、ごはんにもピッタリです。

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アメリカンフードは、これからのアウトドアシーズンに向けて、ぜひマスターしたいジャンル。どのメニューも子どもから大人まで喜ばれるメニューなので、仲間が集まるキャンプやバーベキューなどで豪快に楽しみたいですね。特にスモークがオススメ。チキンを煮るところまでは自宅で行い、現地でスモークすれば、短時間で仕上がります。野外でプロの味を楽しめる、贅沢なひとときになりそうですね!

文:一杉さゆり
写真:榊智朗

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