シェフごはんコラム

プロ直伝!絶品手打ちパスタがメインの「基本のイタリアン」3品

普段の食事にも、おもてなしにもぴったりなイタリアン。ピッツァも気になるけど、やっぱり極めたくなるのが「パスタ」。市販の乾麺で作っている方も多いと思いますが、一度は粉からパスタを打ってみたい・・・そんな憧れを現実に変えてくれるのが今回のレシピ。

食べ応えのある手打ちフェットチーネほか全3品をRistorante Pellini Adagio」 東條 吉輝 シェフに教えていただきました。生パスタならではのもちもち感に、「もう乾麺には戻れない」と感じてしまうはず! 

手打ち生パスタ“ほうれん草のフェットチーネ” ボスカイオーラ

手打ち生パスタ“ほうれん草のフェットチーネ” ボスカイオーラ

森でとれるきのこを使った“木こり風”パスタ。生パスタはセモリナ粉を使わず、強力粉だけのレシピなので家庭でも気軽にチャレンジできますね。もちもちの食感を決める「捏ね」の工程をパスタマシンにゆだねるので、マシンを揃えるならしっかりとしたものを選びましょう。生パスタは茹で時間が1~2分と短いので、ソースはあらかじめ作っておくこと。できあがったパスタは冷蔵庫で約3日、冷凍で約1ヶ月の日保ちがするので、まとめて作り置きをしておけば、いつでもリストランテの味が楽しめます♪

レシピを見る

ミネストローネ トスカーナ風

ミネストローネ トスカーナ風

ミネストローネというと「トマトを使った野菜スープ?」と思われがちですが、シェフが修業を重ねたトスカーナでは、トマトを使わず、白インゲン豆を使います。この白インゲン豆が最大のポイント。じっくり煮崩して、コクととろみを引き出しましょう。弱火でコトコト煮ること30分。野菜のうまみが身体中にじわ~っとしみこむような、滋味深い味わいに仕上がります。パスタに合わせるだけではなく、体調が優れないときや食欲のないときなどにもオススメ。不足しがちな野菜をたっぷりとれるのがうれしいですね。

レシピを見る

ビスコッティ

ビスコッティ

「2度焼いた」という意味を持つイタリアを代表する焼き菓子。本場では強力粉のみを使うためその名の通りの固~い仕上がりになりますが、薄力粉を加えるとサックリとした軽い食感に。今回は、薄力粉と強力粉を同量ずつ合わせてほどよい固さに仕上げています。2回目からは、好みで粉の配分をアレンジしてもいいでしょう。生地は、まず200度で表面を焼き、カットしてから100度で2度焼きします。まんべんなく水分を飛ばすため、断面が重ならないように気をつけて。砂糖水で炊くだけの即席オレンジピールも味のアクセントに!

レシピを見る

手打ちパスタ、スープ、焼き菓子と、それだけでおもてなしにもなる無敵の3品。パスタには、ほうれん草を練り込んであるので見た目の華やかさも栄養価もぐっとアップ。子どもから大人まで喜ばれるパスタですね。あとは深煎り豆のエスプレッソがあれば、文句なし!

文:一杉さゆり
写真:千々岩友美

  • facebookにシェア
  • ツイートする
  • はてなブックマークに追加