シェフごはんコラム

週末ランチはこれで決まり!「基本のタイ料理」レシピ

「元気つくし」「森のくまさん」「にこまる」・・・これなんのことかわかりますか? そう、すべて米の品種。日本人は、主食であるお米が大好き。同じように、タイもお米を主食とする国のひとつです。タイで食べられているインディカ米にも、「カオホームマリ」「バスマティ」などたくさんの品種があり、お米とともにたくさんの料理が作られ、愛されてきました。そんなタイ料理の主菜、副菜、デザートと、ランチにもピッタリな3品を、タイのみならず世界各国でタイ料理をふるまってきたタイ料理 コムローイ」 Murasi Arwinan(ムラシ アウィナン)シェフに教えていただきました。微笑みの国・タイらしく、優しい笑顔の持ち主であるシェフ直伝の、食べると笑顔になるタイ料理にチャレンジしてみましょう。

ゲーン マッサマン(チキンマッサマンカレー)

ゲーン マッサマン(チキンマッサマンカレー)

ゲーン マッサマンは、2011年米国CNNで「世界で最も美味な料理ランキング50」第1位を獲得し、一躍有名に。「マッサマン」とは“イスラム教の”と言う意味で、「ゲーン」はスープの総称。イスラム教徒の多く住む南部の代表的な料理です。タイのカレーは辛味、酸味、甘味がからみ合った独特の味わいで、インドカレーとはまったく違う趣きです。レッドカレーペーストは、最初にしっかり炒めて香りと油分を引き出します。仕上げに加えるピーナッツは、煮すぎると食感がなくなるので、ほどほどに。タイの香り米を炊いて、スープにしみこませながらいただきましょう。

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トートマングン(エビのすり身揚げ)

トートマングン(エビのすり身揚げ)

サクサクぷりぷりの、タイ風海老カツ。この食感を叶えるため、海老をミンチにするときにはやや粗め、がポイントです。また、海老だけでなく豚の脂身をプラスすることでコクと旨味が加わり、味に奥行きがでます。ミンチにしたら、生地をたたきつけるようにして空気を抜きましょう。揚げる温度は180度。沈んでいた生地が浮かんできて、きつね色になったら揚げ上がりのサインです。ジューシーな海老カツには、やっぱりタイビール。箸もお酒も進んでしまう、魅惑の一品です。

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タピオカココナッツミルク

タピオカココナッツミルク

タイのデザートと言ったら、やっぱりこれ。定番にして王道のタピオカココナッツミルク♪ タピオカはキャッサバのでんぷんから作られたもので、もちもちとした食感が特徴です。芯が残らないように茹でるのが食感を活かすポイントですが、茹ですぎるとドロドロになってしまうので、まわりが透明になってきたらザルにあげ、余熱で火を通すイメージで。あとはいたって簡単。ココナッツミルクを温めてタピオカとあわせるだけ。ココナッツミルクは冷やしすぎると油分が固まってしまうので、ある程度冷えたら冷蔵庫から出しておきましょう。固まってしまっても、再度温めればOKです。

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タイ料理というと「辛い」イメージがありますが、辛くないメニューも多く、食の宝庫とも言える豊かさを誇っています。辛味だけでなく酸味、甘味、塩味、旨味が混ざり合う、ひと言で表現できない複雑さがタイ料理の醍醐味。一度その旨味を味わったら、クセになってしまうかもしれませんね。

文:一杉さゆり
写真:千々岩友美

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