シェフごはんコラム

初めての人も安心! 刺身の基本がわかる3 品

「漬け」、「たたき」、「昆布じめ」など、生魚の手当てはハードルが高い・・・と二の足を踏む人は少なくないはず。でも、コツがつかめれば難しくはないのがこれらの作業。江戸前鮨の職人仕事を知り尽くした、銀座「鮨 からく」店主 戸川基成さんに、家庭でできる「ひと仕事」を教えてもらいました。

まぐろの漬け丼

まぐろの漬け丼

煮切り醤油に魚を漬けて、熟成させる「づけ」。醤油の塩分で魚の水分が抜けて、旨味が凝縮します。
まぐろ以外にも、カツオ、アジなどの光物、白身魚とあらゆる魚種にも応用できるレシピ。刺身を多く買ってしまったときなどに覚えておくと便利ですね。
ちなみに「漬け」はそのまま食べるほか、衣もつけて揚げてもおいしい、と戸川さん。ビールのおつまみにもぴったりです!

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鯵のたたき

鯵のたたき

アジの旬は5月~7月と言われています。目がキラキラして、ゼイゴやウロコがしっかりついた生食用アジを見つけたら、「たたき」にチャレンジしてみませんか? アジの二枚おろしはこちら。下処理や皮を剥くポイントも教えてもらったので、ぜひ挑戦してみてください。
薬味をアレンジした、洋風のカルパッチョ風も教えてもらいました。「オリーブオイル、バジルの葉、松の実、ニンニク、塩をフードプロセッサーで混ぜてペーストを作り、切り身にかけるとおいしくいただけます」。

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鯛の昆布じめ

鯛の昆布じめ

昆布で魚を挟むことで、魚の水分を吸い取り、昆布の旨味を移す「昆布じめ」。薄めで幅広の日高昆布で作るのがオススメです。
鯛の昆布じめは、わさび醤油のほか、ゴマだれ鯛茶漬けにしてもおいしくいただけます。「しめた魚を刻み、カイワレ大根、きゅうりの千切り、三つ葉などと和えて、サラダ風にアレンジしてもおいしいですよ」(戸川さん)。

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ぐんとプロの味に近づく魚仕事の「一手間」。始めてみると、こんなに簡単で、こんなに味が変わるのかとビックリします。おすすめのアレンジ料理も教えていただいたので、ぜひ刺身料理を楽しんでください!

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