マッシュルーム

マッシュルーム

世界中で食べられているきのこのひとつ「マッシュルーム」。特に欧米では”きのこ”といえばマッシュルームを指すと言われています。全体が白い「ホワイト種」と、全体が茶色い「ブラウン種」があり、日本で主流なのはホワイト種。ホワイト種もブラウン種も年間を通じて店頭に並びますが、本来の旬は春と秋。いずれも肉厚で歯触りがよく、特有の香りと味わいが魅力だと言われています。うまみ成分のグルタミン酸を含むため、炒めても煮込んでも美味しく食べられます。また、マッシュルームは生でも食べられるきのこです。薄くスライスするとシャキッとした歯ごたえが楽しめます。切り口の変色が気になる場合は、カット後にレモンや酢をかけることで防止できます。

食材のトリビア情報

【神からの贈り物!?】
古代エジプトでは野生のマッシュルームをファラオ王が食べていたとされ、ヨーロッパでは古代ギリシャ・ローマ時代から「神からの贈り物」とよばれ重宝されていました。17世紀にはヨーロッパで人工栽培がすでに始まっており、日本には明治初期に伝わり、大正時代には栽培法が確立して大量生産されるようになったと言われています。

知っておきたい基礎知識

旬な時期 3月~5月、10月~12月
栄養素トピックス 毎日の健康維持のために欠かせない栄養素であるビタミンB₂やパントテン酸が含まれています。(※1)また、肉厚で歯ざわりがよいため、自然とよく噛んで食べられるのも嬉しいポイントです。

(※1)日本食品標準成分表2015年版(七訂)ビタミンB₂、パントテン酸
選び方 泥つきのものは鮮度がよく、傷がないものが良質です。カサが開いていないもののほうが美味しいとされています。
保存 水けがある場合はふき取り、ラップで包み、野菜室で保存します。傷みやすいので早めに使い切るようにしましょう。使いやすい大きさに切って冷凍することも可能です。
調理ポイント 変色しやすいため、洗うのは調理の直前にしましょう。加熱するとうま味が出るので、シチューなどの煮込み料理に加えるのがおすすめです。新鮮なマッシュルームは、スライスしてサラダにトッピングするなど、生で食べるとよいでしょう。
品種や種類 ホワイト種とブラウン種があります。
ホワイト種は全体が白くカサの表面がなめらかです。生食でき、スライスしてサラダに向いています。弾力のある肉質で淡白な味わいなので、炒め物やスープにも向いています。
カサが茶色で軸の白いブラウン種は、ホワイト種に比べて肉質がやや締まり、香りや風味が強いので、炒め物や煮込み料理に適しています。ホワイト種よりやや日持ちがよく、価格も低めです。

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