グレープフルーツ

グレープフルーツ

18世紀に西インド諸島のバルバドス島で誕生したと言われています。その後アメリカのフロリダに伝わり、日本には大正時代初期に伝来したと言われています。国内で販売されているグレープフルーツは、ほとんどがフロリダや南アフリカからの輸入品で、フロリダ産は冬~春、南アフリカ産は夏~秋に出回ります。名前の由来は、ぶどうの房ように1本の枝にたくさんの実を付けることからきています。文旦類とオレンジ類の自然交配とされ、皮が黄色で、果肉が淡黄色、ピンク系、皮も果肉も赤系などの種類があります。また、グレープフルーツの香りは、フレッシュで瑞々しい甘い香りのなかに、酸味とかすかな苦みが混ざり合っており、前向きで明るい気持ちになれると言われています。

食材のトリビア情報

【ハートマークのグレープフルーツ】
アメリカでは、グレープフルーツの果実やジュースにハートマークがつけられ販売されています。このハートマークは”心臓を守る食材であることをAHA(アメリカン・ハート・アソシエーション)に認定されている”ということを示すものです。

知っておきたい基礎知識

旬な時期 通年
栄養素トピックス 水分が85%以上を占めます。美容や健康を気にする女性が特に積極的にとりたい栄養素であるビタミンCも豊富に含まれています。1個(220g)あたりのエネルギーは、約85キロカロリー(※1)日本食品標準成分表2015年版(七訂)水分、ビタミンC、エネルギー
選び方 丸くハリがあり、ずっしりと重いものが良質です。また、果肉が詰まっているものが美味しいとされています。
保存 丸ごとなら風通しのよい冷暗所か、保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。常温保存の場合は、食べる2時間程前に冷蔵庫に入れて冷やすとよいでしょう。カットしたものはラップで包んで野菜室で保存しましょう。
調理ポイント まず両端を果肉が見えるくらいの位置でカットし、次にりんごの皮むきと同じ要領で、らせん状に皮を厚めにむいていきます。最後に、薄皮に沿ってナイフを入れ、ひと房分ごとにカットすれば、食べやすく見た目にも美しく剥くことができます。他の果物や野菜とジュースにしたり、ちらし寿司の具や、魚料理のソースとしても利用できます。またグレープフルーツに含まれるビタミンCは熱に弱いため、加熱する場合は最後に加えるようにしましょう。
品種や種類 もっとも多く目にするのは「マーシュ」など、白い果肉の品種。果汁が多く、強い酸味とほのかな苦みが特徴です。果肉がピンク色の「ピンクグレープフルーツ」は酸味が控えめ。他に、独特の甘い香りが特徴の「オロブランコ」、甘みが強く果肉がやわらかい「メロゴールド」などの品種があります。

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