マンゴー

マンゴー

チェリモヤ、マンゴスチンとともに世界三大美果のひとつに数えられているマンゴー。宮崎、沖縄、鹿児島など国産の完熟品が出回るようになり、以前に比べとても身近なフルーツになりました。種類によって皮の色が異なり、国産ものは皮が赤いアップルマンゴーが主流。輸入ものでは、タイやフィリピン産の黄色いもの、カリフォルニア産の緑色のものなどがあります。加工食品としては、しっとりとした果肉の食感が残る半生タイプの「セミドライマンゴー」、しっかりと乾燥させるために干しあげた「ドライマンゴー」などがあります。カレーにぴったりの定番ドリンク「マンゴーラッシー」は、自宅でも簡単に作ることができます。

食材のトリビア情報

【花の香りは…】
果実は甘くトロピカルな香りのマンゴーですが、その花は強烈な匂いがすることで有名です。原産の熱帯地域の気温が高く、通常、植物の花粉を運ぶとされているミツバチが活動しにくいため、高い気温でも活動できるハエの好む匂いに進化したと考えられています。

知っておきたい基礎知識

旬な時期 6月~8月
栄養素トピックス 水分が80%以上を占めます。葉酸が豊富で、ビタミンCも含まれているため、美容や健康を気にする女性にはおすすめの食材です。(※1)特に葉酸は、妊娠を望む女性は積極的に摂るとよいとされています。

(※1)日本食品標準成分表2015年版(七訂)水分、葉酸、ビタミンC
選び方 色が濃く、傷がないものが良質です。皮に光沢が出てきて甘い香りがするようになったら、食べ頃です。黒い斑点があるものは古いため、避けるほうがよいでしょう。
保存 熟したものは保存袋に入れ冷蔵庫の野菜室に。未熟なものは常温で追熟させます。7~8℃以下になると低温障害が出てしまいますので、紙で包むなどして調節をしましょう。
調理ポイント 枝つきのほうからナイフを入れ、大きく平らな種を避けながら3枚におろした後、果肉部分だけに縦横の切り目を入れれば、定番の切り方に。両端を持って皮の中央を指で押し、フォークですくって食べます。完熟したら日持ちしないため、早めに食べましょう。セミドライマンゴーは、ヨーグルトにつけ置いてから食べるのもおすすめです。
品種や種類 宮崎や沖縄などで栽培されアップルマンゴーとよばれている「アーウィン」は、皮がりんごのように真っ赤になり、とろけるような舌ざわりと濃厚な甘みが特徴です。他に、インド産マンゴーの代表でほのかな酸味と深みのある甘さが特徴の「ケサール」、ほどよい酸味となめらかな舌ざわりを持つフィリピン産の「カラバオ」などの品種があります。

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