オレンジ

オレンジ

皮がきれいなオレンジ色で、香りも高く、果汁たっぷりのオレンジ。日本で販売されているオレンジの多くは、カリフォルニアや南アフリカからの輸入品です。普通オレンジ、ネーブルオレンジ、ブラッドオレンジに大別され、よく見かけるバレンシアオレンジは普通オレンジの一種です。ネーブルオレンジは、おしりの部分に「へそ」があるのが特徴で、英語でへそという意味の「ネーブル」が名前の由来です。ブラッドオレンジは果肉が真っ赤なことから、英語で血の意味の名がつけられています。香り成分のリモネンには、リラックス効果があるといわれています。オレンジの輪切りや、果汁を絞ったあとのカスを布袋などに入れて浴槽に浮かべ、香りを楽しむのもおすすめです。

食材のトリビア情報

【オレンジの皮でピカピカに】
オレンジの皮には香り成分のリモネンが含まれています。このリモネンには動物性の油分を分解する働きがあるため汚れをよく落としてくれます。油汚れのひどいものも皮を絞ってこすりつけて洗うときれいになります。茶渋がついたコップはオレンジの皮の白い部分に塩をつけてこするときれいになります。

知っておきたい基礎知識

旬な時期 4月~10月
栄養素トピックス 水分が85%以上を占めます。美容や健康を気にする女性が特に積極的にとりたい栄養素であるビタミンCも豊富に含まれています。1個(240g)あたりのエネルギーは、約60キロカロリー。(※1)

(※1)日本食品標準成分表2015年版(七訂)水分、ビタミンC、エネルギー
選び方 皮があざやかなオレンジ色でハリ・ツヤがあるものが良質です。持ってみてずっしりと重量感があるものは、瑞々しいとされています。
保存 丸ごとなら風通しのよい冷暗所か、保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。常温保存の場合は、食べる2時間程前に冷蔵庫に入れて冷やすとよいでしょう。カットしたものはラップで包んで野菜室で保存しましょう。
調理ポイント まず両端を果肉が見えるくらいの位置でカットし、次に上から皮と果肉のあいだにナイフを入れ、一周カットします。最後に、薄皮に沿ってナイフを入れ、ひと房分ごとにカットすれば、食べやすく見た目にも美しく剥くことができます。また、加熱してジャムにしたり、魚料理や肉料理のソースとしても使えます。皮ごと使う場合は、皮に塩をこすりつけて洗い、皮をむいてから茹でるよいでしょう。
品種や種類 一般にオレンジというと、「バレンシアオレンジ」を指します。バレンシアオレンジは、酸味と甘みのバランスがよく、果汁も豊富です。他に、コクのある甘さが特徴的で真っ赤なジュースの原料となる「ブラッドオレンジ」、甘みが強く香りも豊かな「ネーブルオレンジ」などの品種があります。

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