たまご料理特集

RED x プロから学ぶ簡単家庭料理 シェフごはん たまご料理特集 日本最大級の料理人コンペティションRED U-35(RYORININ's EMERGING DREAM)、2013年入賞者6名が、卵料理のコツとレシピを公開!

中原勢太シェフ

中原勢太シェフ

1980年9月3日生まれ
イタリア料理
元エノテカ・ル・オペレッタ( シンガポール )料理長

調理経験14 年:リストランテ アル・ファーロ( 東京 )、イタリアのピエモンテ、トスカーナ、シチリアで修業。オーラム( 東京 )を経て、2009年からエノテカ・ル・オペレッタ( シンガポール )料理長に。2014年退職。現在は世界を巡り、修業の旅へ。

シェフ詳細を見る

良質な卵を選ぶというのも時にはいい判断だと思います

日本の家庭でも身近な食材である卵ですが、シェフが生活していたシンガポールや、修業をしたイタリアではどんな存在なのでしょうか?
シンガポールの食文化では中華がベースなので、卵は日常的で身近な食材です。ですが生や半熟の状態で食べることに抵抗感を持つ方もまだ多いので、その美味しさを伝えるのには苦心しましたね。また、僕が修業をしていたイタリア、シチリア島では、鶏が身近にいる環境でした。近くの山で獲れたアルバ産の白トリュフと卵の組み合わせは、とても印象に残っていますね。他に、イタリア料理では、手打ちパスタに卵は欠かせない存在です。
いろいろな調理方法がある卵ですが、中原シェフが考える卵料理のコツや魅力を教えてください。
僕自身、幼い頃から卵が大好き。レストランでメニュー選びに迷ったら、卵が入った料理を選ぶくらいです。卵かけごはんも毎日必ずと言うほど食べていますしね。もちろん美味しいですし、栄養が詰まった非常に魅力的な食材だと感じています。そんな卵を料理するときは、まず素材選びからこだわってみることも大切。スーパーなどでは、低価格のものから、飼育方法や飼料を工夫したブランド卵まで、選択肢がいろいろあります。ブランド卵といっても手が出ないほど高価ではありませんから、良質な卵を選ぶというのも時にはいい判断だと思います。特に日本の農業や養鶏の技術は進んでいますから、良い素材を選ぶことで様々な発見があると思いますよ。
中原シェフからひと言
将来的には、シンガポールか、または他の国でレストランをオープンしたいと考えています。幼い頃から海外の文化に触れてきた僕にとって、自分を生かせる場所はやはり海外。多彩なバックグラウンドを持つ人たちと交流し、学びながら、日本の食文化や優れた食材を世界に発信していきたいですね。

中原シェフの卵レシピ

濃厚カルボナーラリゾット

濃厚カルボナーラリゾット

特長

自宅で気軽にリゾットを楽しめるように、硬めに炊いたご飯でつくるリゾットのレシピ。ベーコンやタマネギ、チーズなど、家にあるもので作れるのが特徴。卵の味を存分に表現した一品です。チーズや卵が入ったリゾットなので、ソースは若干ゆるめに仕上げます。

ポイント

卵3個のうち、全卵1個に卵黄2個分と、卵黄を多く使用します。卵を入れた後は余熱で火を入れ、固まらないように注意しながら仕上げましょう。火を入れすぎてぼそぼそした状態にならないように気をつけながら、手早く調理する事が大切です。

レシピを見る

ホワイトアスパラガスのふわとろ卵ソース トリフ風味

ホワイトアスパラガスのふわとろ卵ソース トリフ風味

特長

濃厚な卵のソースを味わう料理。卵が好きな方には特にオススメの一品です。アスパラガスの他に、ジャガイモやカリフラワーなどの温野菜でも、ほくほくした食感とソースのマッチングが楽しめます。日本の温泉卵のイメージで、白身と黄身を別々に仕上げています。

ポイント

まず、調理前に卵を常温に戻しておく事が大切です。急激な温度変化は食感にムラが出てしまうので要注意。ゆっくり時間をかけて湯煎し、あまり火を入れすぎない事が上手に仕上げるコツ。ソースは、野菜の他に白身魚やサーモンなどとの相性もGOODです。

レシピを見る

  • facebookにシェア
  • ツイートする
  • はてなブックマークに追加
RED RYORINNIN's EMERGING DREAM U-35

明日の才能、未知なる美味を発掘する

2013年に幕を開けた、新時代の若き才能を発掘する日本最大級の料理人コンペティションRED U-35 (RYORININ’s EMERGING DREAM)。夢と野望を抱く、新しい世代の、新しい価値観の料理人(クリエイター)を見いだし、世の中に後押ししていくため、これまでの料理コンテストとはまったく異なる視点で、日本の食業界の総力を挙げて開催する料理人コンペティションです。

審査員 田村隆

2014年大会へのコメント

人を発掘するということと育てるということは、すごくエネルギーがいることだと思います。私たちもこの半年間精一杯努力して、人を育て、そして日本のために若き料理人を育てていきたいと思います。

RED U-35 プロジェクトメンバー

RED U-35 2014 審査員

  • 辻芳樹

    審査委員長

    辻芳樹

    学校法人辻料理学館
    辻調理師専門学校
    理事長・校長

  • 落合務

    審査員

    落合務

    LA BETTOLA
    オーナーシェフ

  • 村田吉弘

    審査員

    村田吉弘

    菊乃井
    主人

  • 吉野建

    審査員

    吉野建

    ステラ マリス ジャポン
    代表

  • 田村隆

    審査員

    田村隆

    つきぢ田村
    代表取締役

  • 脇屋友詞

    審査員

    脇屋友詞

    Wakiyaー笑美茶樓
    オーナーシェフ

  • 田崎真也

    審査員

    田崎真也

    ソムリエ

  • 門上武司

    審査員

    門上武司

    フードコラムニスト
    雑誌「あまから手帖」
    編集顧問

  • 太田進

    審査員

    太田進

    オータパブリケイションズ
    代表取締役社長

  • 犬養裕美子

    審査員

    犬養裕美子

    レストランジャーナリスト

RED U-35 総合プロデューサー

  • 小山薫堂

    総合プロデューサー

    小山薫堂

    放送作家

RED U-35 発起人

  • 発起人

    岸朝子

    食生活ジャーナリスト

  • 発起人

    滝久雄

    株式会社ぐるなび
    代表取締役会長
    創業者

RED U-35 2014 顧問

  • 顧問

    細川佳代子

    NPO法人 勇気の翼
    インクルージョン 2015
    理事長

  • 顧問

    浅葉克己

    アートディレクター
    株式会社浅葉克己デザイン室
    NPO法人デザインアソシエーション会長

RED RYORINNIN's EMERGING DREAM U-35