料理の基本 スキル編

より美しく、切り口が綺麗になるように、食材が傷まないように、食感が良くなるように、火の通りが均等になるように。。。料理を美味しく仕上げるためには、研いだ切れ味の鋭い包丁を正しく扱うことや、食材の切り方、食材の下準備を丁寧に行い、適した調理を施すことが大事です。それぞれ食材ごとの技法を、プロであるシェフに、特別に教えていただきました。

その他食材の切り方

こんにゃく、豆腐など、野菜以外の食材をよりきれいに切る方法です。

手綱こんにゃく

手綱こんにゃく

こんにゃくを手綱のように切ることを、手綱こんにゃくといいます。見栄えがして味の含みが良くなるので、煮物などによく用いられます。

  1. こんにゃくを横向きに置き、すべらないようにしっかり押さえた状態で、端から均等に、約1cm幅に切る。

    こんにゃくを横向きに置き、すべらないようにしっかり押さえた状態で、端から均等に、約1cm幅に切る。

  2. 上と下それぞれ約2cmを残して、包丁の切っ先で中央に切りこみを入れる。

    上と下それぞれ約2cmを残して、包丁の切っ先で中央に切りこみを入れる。

  3. こんにゃくを両手で持つ。

    こんにゃくを両手で持つ。

  4. 中央の切り込みに、片方の端をくぐらせる。

    中央の切り込みに、片方の端をくぐらせる。

  5. 両端を軽くひっぱる。

    両端を軽くひっぱる。

監修:鈴木邦昌シェフ

手綱こんにゃくの実践レシピ

さいの目切り (豆腐)

さいの目切り (豆腐)

1cm~1.5cm角程度のさいころのようなの形(立方体)に切ることを、さいの目切りといいます。ごく小さく、2mm~3mm角の大きさに切ったものは、あられ切りといいます。

豆腐のさいの目切りは、椀物に適した大きさです。その他、料理の用途に合わせて調整します。

  1. 豆腐を横向きに置き、端から均等に、1~1.5mm幅で切り、まな板に倒す。

    豆腐を横向きに置き、端から均等に、1~1.5mm幅で切り、まな板に倒す。

  2. 切ったものを横向きにし、先ほどと同じ幅で、端から立方体に切っていく。

    切ったものを横向きにし、先ほどと同じ幅で、端から立方体に切っていく。

監修:鈴木邦昌シェフ

さいの目切り (豆腐)の実践レシピ