栗拾いと栗のポタージュ

栗拾いと栗のポタージュ

岸本 直人シェフのレシピ

コツ・ポイント

旬ならではの風味をもたらす生栗、甘みを補強する蒸し栗、香りを封じ込めた揚げ栗、コクを増すパテ・ド・マロン(栗のペースト)をひと鍋に重ねて、栗の個性を調和します。
栗の火入れ方法、その加える順番とタイミングが噛み合うことで、本来の栗以上の香りと味を完成させます。

材料

4~6人分
調理時間: 約90分

▶10個は生栗、残りは蒸し栗にする 34~36個 
玉ねぎ ▶薄切り 1/4個 
無塩バター 適宜 
ブイヨン・ド・ヴォライユ 400ml 
パート・ド・マロン ▶※フランス製加糖マロンペースト 70g 
サラダ油 適宜 
適宜 
白こしょう 適宜 
ビーフコンソメ 200~300ml 
牛乳(仕上げ用) 適宜 
牛乳(泡用) ▶沸騰直前まで温め、バーミックスで泡立てる 適宜 
コーヒーパウダー ▶ミキサーで砕いて粉末状にする 少々 
■(応用)”栗拾い”の盛り付け  
ほうれん草 ▶90℃のオーブンで1時間乾燥させる 適宜 
栗の紅茶 ▶ミキサーで砕いて粉末状にする 適宜 
ポピーシード 適宜 
トリュフオイル 適宜 

作り方

  • 栗は10個を50~60℃のぬるま湯に浸けて5分おき、渋皮までむく(生栗)。残りは鬼皮つきのまま40~50分間蒸し、渋皮までむく(蒸し栗)。

    STEP 1

    栗は10個を50~60℃のぬるま湯に浸けて5分おき、渋皮までむく(生栗)。残りは鬼皮つきのまま40~50分間蒸し、渋皮までむく(蒸し栗)。

  • 鍋を温め、中火で玉ねぎをバターで色づかないよう炒めて甘味を出す。生栗を加え、さらに炒める。

    STEP 2

    鍋を温め、中火で玉ねぎをバターで色づかないよう炒めて甘味を出す。生栗を加え、さらに炒める。

  • 蒸し栗10個と温かいブイヨンを加え、栗が柔らかくなるまで中火で10~15分煮る。煮詰まったときは水を加えて調整する。

    STEP 3

    蒸し栗10個と温かいブイヨンを加え、栗が柔らかくなるまで中火で10~15分煮る。煮詰まったときは水を加えて調整する。

  • 230℃に熱したサラダ油で残りの蒸し栗を揚げる。こげ茶色に揚がったら引き上げペーパーで油を切り、うち10個を鍋に加えてさらに5分煮込む。(残りは付け合せ用)

    STEP 4

    230℃に熱したサラダ油で残りの蒸し栗を揚げる。こげ茶色に揚がったら引き上げペーパーで油を切り、うち10個を鍋に加えてさらに5分煮込む。(残りは付け合せ用)

  • 味がなじんだらパート・ド・マロンを加え、塩・こしょうで味を調える。味がなじんだら火をとめ、ミキサーで攪拌してピュレにする。

    STEP 5

    味がなじんだらパート・ド・マロンを加え、塩・こしょうで味を調える。味がなじんだら火をとめ、ミキサーで攪拌してピュレにする。

  • 粗い目のシノワで漉す。そこへコンソメを少しずつ注ぎ、ホイッパーで混ぜながらのばす。

    STEP 6

    粗い目のシノワで漉す。そこへコンソメを少しずつ注ぎ、ホイッパーで混ぜながらのばす。

  • 最後に、塩で味の微調整をし、牛乳を入れて適度なとろみをつければ完成。器に注ぎ、泡立てた牛乳をのせ、コーヒーパウダーをふり香ばしさをプラスする。

    STEP 7

    最後に、塩で味の微調整をし、牛乳を入れて適度なとろみをつければ完成。器に注ぎ、泡立てた牛乳をのせ、コーヒーパウダーをふり香ばしさをプラスする。

岸本 直人

岸本 直人シェフ

東京都出身 渋谷「ラ・ロシェル」の坂井宏行氏に師事。 1994年に渡仏。ロワール「La Promenade」パリ「FOUCHER」ブルゴーニュ ヴェズレー「L’Esperance」など各地で研鑽を積む。1996年に帰国。 銀座「オストラル」をスーシェフとして立ち上げる。2001年シェフに就任。 2006年南青山にてレストラン「ランベリー」をオープン。ミシュランガイド東京にて、2008年初版より9年連続星を獲得。 2013年南青山に「Bis」をオープン。 2014年京都・八坂神社内にてレストラン「ランベリー京都」をオープン。開店から半年でミシュランガイドにて星を獲得。現在に至る。

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