アクアパッツァ

アクアパッツァ

神保 佳永シェフのレシピ

コツ・ポイント

白ワインと水で魚介を煮る、イタリア版「水炊き」です。魚をふっくらと炊き上げるコツは、貝、トマト、オリーブ、にんにく、ケーパーのうまみを魚に吸わせるようにスープを回しかけながら、ゆっくり火入れしていくこと。アンチョビや貝類に塩気があるため、最後に塩を加える必要はありません。

材料

4人分
調理時間: 約30分

鮮魚(カサゴ、真鯛、スズキなど白身魚) ▶うろこ、えら、内臓、血合を除く 1尾 
あさり ▶殻をこすり合わせて洗う 20個 
ムール貝 ▶殻をこすり合わせて洗う 8個 
にんにく ▶縦に割って芯を除き、みじん切り 1片 
アンチョビフィレ 2枚 
ドライトマト(ミニトマトで代用可) 12個 
ケーパー 大さじ2 
ブラックオリーブ 12個 
白ワイン 200cc 
400cc 
イタリアンパセリ ▶粗みじん切り 適量 
エクストラバージンオイル 50ml 
タイム 1枝 
少々 
こしょう 少々 

作り方

  • STEP 1

    魚に塩と胡椒を振って下味をつける。大きなフライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけ、魚の頭が右にくるようにおく。表面に焼き色をつけ、裏面も同じように焼く。

  • STEP 2

    フライパンの端でにんにく、アンチョビフィレを炒める。アンチョビフィレは加熱させながらヘラでつぶす。ケーパー、オリーブ、ドライトマトを加える。

  • STEP 3

    あさり、ムール貝を入れたら強火にして白ワインを振り入れ、アルコール分を飛ばしながら貝の口が開くまで待つ。タイムを加え、アルコール臭がしなくなったら、水を注ぐ。

  • STEP 4

    15分ほど煮込む。この間、魚が焦げつかないようにフライパンを揺ったり、貝類などのうまみを吸わせるようにスープをレードル(お玉)で魚に回しかけながら火を入れていく

  • STEP 5

    スープの味がしっかりと感じられ、魚に火が通ったら、レードルとトングを使って皿に移す。イタリアンパセリをちらし、エクストラヴァージンオイルを回しかけて、完成。

神保 佳永

神保 佳永シェフ

1977年、茨城県日立市出身。「HATAKE AOYAMA」オーナーシェフ。漁師の祖父やイタリア料理店シェフの父から食の英才教育をうける。辻調理師専門学校を卒業後、銀座「ベルフランス」を経て渡仏。グランメゾンで修行をつむ。イタリアは半年ほどかけて各地を巡りながらレストランを手伝い、“本場”にふれる。丸の内「サンス・エ・サヴール」のオープニングスタッフ、2005年浦安「ホテルエミオン東京ベイ」洋食総料理長を経て、2009年「Restaurant I」総料理長に。江戸野菜をフレンチに取り入れたことで注目を集める。2010年同店を開業して独立。フレンチからイタリアンへの転向は、父の遺志を継いで。野菜に力を入れるのは、野菜嫌いだったから。教師を志したこともあることから、近隣小学校にて神保流の食育授業を積極的に展開。食のコンサルトなど、料理人にとどまらない幅広い活動も行う。

みんなのおいしかった!

  • ソースを多めにし、次の日はリゾットで。

    Saori-Merci

  • ドライトマトたっぷりでおいしかった!

    たかてるぽん

  • 作るの2度目ですが、やっぱり美味しい

    ブラックホワイト

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