シェフごはんコラム

和の調味料で作る、本格洋食レシピ3選

時々無性に食べたくなるのが「洋食屋さんの味」。うまみとコクが詰まったあの味わい、実は醤油やみりんなどの和風調味料を加えて完成するのだとか。幅広い世代から愛される定番メニューのレシピを「洋食 ボストン」川崎祐介シェフが教えてくれた。

スペアリブ

スペアリブ

ごちそう感がうれしいスペアリブのレシピ。意外な事に、味付けには和食の基本、醤油とみりんをたっぷり使用。日本人になじみの深い調味料を加える事で、より親しみやすい洋食の味になるのだそう。甘みが欲しい時はみりん、塩気が欲しい時には醤油を活用するのも、コクと風味が増すポイントだ。和食の煮物に近い感覚で、一晩寝かすとより味がしみ込み、うまみがいっそうUPする。

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オムライス

オムライス

世代を超えて愛されるオムライスのレシピ。バターライスに加えただしと醤油が大切な隠し味だ。実際に食してみると、醤油や出汁が自然に洋食の味に溶け込み、より深みを出している。最後に包む卵は、弱火~中火程度で火を入れ、根気よく混ぜ続けることでキレイに仕上がる。盛り付け時は、お皿とフライパンをVの字にセットし、滑らせるようにお皿に移すとうまく包めるのだとか。

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赤ワインたっぷりのビーフシチュー

赤ワインたっぷりのビーフシチュー

肌寒くなる季節に食べたい、ビーフシチューのレシピ。こちらのメニューも醤油とみりんが意外な味の立役者。シェフによれば、醤油はたまり醤油がオススメだそう。ビーフシチューにつややかな照り感が出て、何日も煮込んだような深い色合いになるのだとか。デミグラスソースを入れなければ、牛肉の赤ワイン煮としても美味しくいただける。

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洋食メニューに醤油やだし、みりんとは意外な感じがするが、洋食のプロにとってはごく自然な考え方のよう。親しみやすい美味しさを考えた時、和の調味料は強い味方。特に醤油は、カレーなど他のメニューとの相性も良いそうなので、ぜひ試してみたい。

川崎シェフのプロフィール・その他レシピはこちらから

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