シェフごはんコラム
気鋭のシェフが教える、本格レシピ!「基本のイタリアン」
料理をはじめて、友人や家族に「おいしい!」と喜んでもらえるようになると、もっともっとおいしいものが作りたくなりますね。そしてそのために、食材にこだわったり、本場の調味料を入手したり、プロ仕様の調理用具を整えたり。でもこだわるなら、やっぱりプロのレシピをきちんと習得するのがいちばんです。
サフランリゾット

ロンバルディアを代表する料理でもある、サフランを使ったリゾット。しかも、イタリアの老舗三ツ星レストラン「ダル・ペスカトーレ」伝統のレシピを惜しげもなく教えてくださいました。これはもう、試してみるしかありません。まず、作る前に、米つぶに4つの層を作ることをイメージしてみましょう。一番外側はスープに溶かす層、二番目はやわらかい層、三番目はアルデンテ、四番目となる中心は1点だけ芯を残す。噛んだときに、お米のうま味が余韻として残るように仕上げます。そのためにも、よそ見をせず、つきっきりで米の状態を見守ることが大切です。
4種のチーズ入り 手作りラビオリ

レストラン ラッセのスペシャリテでもあるラビオリ。手打ちパスタはハードルが高いと思われがちですが、ワンタンのような食感に、4種のチーズのほどよい酸味と濃厚なソースのコンビネーションが絶妙!一度は試してみたいメニューです。つるんとした食感を実現させるためには、余分なグルテンを出さないように生地の成形は手早く、そして薄く伸ばすこと。包み方は、数をこなすとコツがわかってきます。茹であがりに差が出てしまうので、生地が重なる部分を均一に伸ばすのを忘れずに。茹で時間はあっという間の1分。ソースはあらかじめ完成させておきましょう。
ロンバルディア風ステーキ

イタリア北西部の州、ロンバルディア風のステーキ。フライパンひとつで、メインと付け合わせ、ソースまで仕上げられるので、チャレンジしやすいのがうれしいですね。最大のポイントは、肉を常温に戻しておくこと。冷たいままでは、芯に火が入る前に表面が固くなってしまい、食感も味も悪くなってしまいます。にんにくは香りづけの役割なので、つぶしたり、切ったりしなくてOK。肉から出る油に香りをまとわせるようなイメージで、転がしながら焼きましょう。同様にローズマリーも肉の上にのせたりして、香りづけ。どちらも焦がさないように、気をつけて。
イタリアの老舗レストランの厨房を任されていた村山シェフの貴重なレシピ。名店の味をしっかり受け継いで、とっておきの日に自宅をレストランに変身させちゃいましょう。みんなの喜ぶ顔が楽しみになりますね。
文:一杉さゆり
写真:千々岩友美




