落花生

落花生

日本でなじみ深い落花生。ピーナッツという呼称も定着しており実質同じものを指しますが、日本では殻付きのものは落花生、炒ったものはピーナッツと呼び分けることが多いとされています。落花生は種実類の一種に含まれていますが、咲き終えた花が地下に根を伸ばし、膨らんでできる豆類です。花が落ちるようにして地中に実を生むこの性質が「落花生」という名の由来だといわれています。お菓子のかわりに間食として食べると、ビタミンやミネラルを補うことができます。ただ脂質の割合が高く、10粒当たり約45?ですので食べ過ぎには注意が必要です。(※1)化粧品やサプリメントに配合されているレスベラトロールというポリフェノールが含まれることでも近年注目されています。

(※1)日本食品標準成分表2015年版(七訂)エネルギー、脂質

食材のトリビア情報

【もとは家畜の餌!?】
18世紀以前の北アメリカでは、落花生は家畜の餌や奴隷用の食糧として栽培されていました。しかし、南北戦争による食糧事情の悪化により白人も落花生を食べるようになり、「ピーナッツ」(peaは豆・nutは木の実の意)と呼ばれ広く愛されるようになったのです。

知っておきたい基礎知識

旬な時期 10月~12月
栄養素トピックス 脂質の割合が高く、全体の50%近くを占めます。また、私たちが生き生きと生活するために欠かせない栄養素である、ビタミンB?やパントテン酸などのビタミンB群も含まれています。(※1)

(※1)日本食品標準成分表2015年版(七訂)脂質、ビタミンB?、パントテン酸
選び方 渋皮の色がはっきりと濃いものが良質です。殻の色は味や成分に影響しないので、気にしなくてよいでしょう。
保存 乾燥品は湿気を避け、密閉容器に入れて冷暗所で保存します。なるべく殻は剥かないほうがよいでしょう。生は保存がきかないため、茹でて冷凍庫で保存しましょう。
調理ポイント 脂質を多く含んでいるため、空気に触れると酸化が進んでしまいます。できるだけ殻つきで買い、食べる直前に殻を割るようにしましょう。湿気たものは、軽くから煎りしてから使うと香りがよくなります。砕いてサラダのトッピングとして利用するのもよいでしょう。
品種や種類 千葉県で最も多く作られている品種「千葉半立」、収穫のしやすさと甘みが特徴の「ナカテユタカ」、サヤが大きくて白い「郷の香」、甘み旨みともに優れている「ふくまさり」脂肪分が少なく実がやわらかい「おおまさり」などの品種があります。

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