シェフごはんコラム

これぞ定番!みんな大好き♪洋食屋さんの王道3品レシピ

おしゃれなフレンチやイタリアンもいいけれど、ときどき無性に恋しくなるのが洋食屋さんでいただく、昔ながらのメニュー。オムライス、ハンバーグ、ビーフシチューにグラタン・・・。おふくろの味としても出てくるメニューではあるのだけど、やはりプロの手仕事とは似て非なるもの。そんな懐かしくも奥深~い洋食のド定番とも言える「オムライス」「ハンバーグステーキ」「カスタードプリン」のレシピを、1992年創業以来愛され続ける名店麻布食堂」 原田典明シェフに教えていただきました。聞けば、シェフは生まれてこのかた、約20万個以上のオムライスを作ってきたそう。神業と言えるそのフライパンさばきは一朝一夕にしてならずですが、チャレンジャー精神でトライしてみましょう!

オムライス ~ホワイトソース~

オムライス ~ホワイトソース~

見よ、このなめらかすべすべのたまご肌! シェフが「練習してもできません」と断言するほど、確かに難しい、たまごの巻き方。一度や二度では、キレイに巻くことはできません。レシピを参考にまずは練習してみましょう。フライパンは、底が浅く傾斜が少ないものがオススメ。また、十分にフライパンを熱して油をなじませておきましょう。たまごには味つけをしないので、その分チキンライスにしっかり味をつけます。ソースはホワイトソース。しっかり粉を炒めることで粉臭さを消すのがポイント。生クリームを使わないので、濃厚でも軽やかな口当たり。たっぷりかけていただきましょう!

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ビッグハンバーグステーキ

ビッグハンバーグステーキ

子どもたちの憧れを現実にしたような、手のひらサイズのハンバーグステーキ!  1つ200gとボリューミーですが、玉ねぎやパン粉がたっぷり入っているので、ヘルシーかつ経済的。ポイントは、調味料・肉・卵を粘りが出るまでしっかり混ぜること。そして、レストランやカフェでよく見るような厚みあるハンバーグではなく、薄く、平たく、大きく成形します。こうすることで家庭でも、焦がすことなく中まで火を通すことができるはず。「生焼けが心配」というママたちにこそトライしていただきたい一品。見た目にもインパクトがあるので、お子さんも大喜びですね♪

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カスタードプリン

カスタードプリン

誰もが一度は食べたことがある、スイート&ビターなお菓子。このことばを口にすると、なぜかしあわせな気持ちになる・・・そう、プリン。洋食屋さんで食べるプリンは、たまごの味がしっかりして、舌にとろける至福の味わい。それは、ひとつひとつの手順を丁寧に行っているから。プリン液に使う牛乳は、沸騰させず、冷めてからたまごと合わせること。プリン液にできた泡はキレイに取り除くこと。さらにこし器でこすこと。たっぷりの湯を張ったバットにプリン型を入れ、湯煎状態でゆっくり焼き上げること。これらを守るだけで家庭の味からプロの味に、驚くほど変わります。

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オムライスは修練が必要ですが、いつかはシェフのような美しい巻き方ができるようになりたいですね。ハンバーグとプリンはすぐにチャレンジでき、プロの味を実感できるので、ぜひ試してみてください。「麻布食堂」の名物オムライスは、ケチャップ、デミグラスソース、ホワイトソースの3種類からソースが選べるそう。お店でも食してみたいですね!

文:一杉さゆり
写真:千々岩友美

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