ヨーグルト

ヨーグルト

ヨーグルトは、牛乳を乳酸菌で発酵させて作る発酵乳。牛乳の豊かな栄養をそのままに、食べやすく、保存性がよいように加工されているため、美味しさだけでなく、栄養面でも期待できるのが特徴です。近年、健康志向もあって、店頭でもバラエティーに富んだ商品が見られるようになりました。乳糖不耐症の人は、牛乳では消化しにくくおなかがゆるみますが、ヨーグルトやチーズは乳糖が分解されているので、その心配がありません。乳製品には、米を中心にした日本型食生活で不足しがちなカルシウムなどを補う機能があるので、毎日の食事にうまく取り入れるとよいでしょう。食物繊維の豊富な果物とあわせて、朝食や間食に食べるのもおすすめです。

食材のトリビア情報

【乳製品は昔のハプニングから生まれた!?】
ヨーグルトの歴史は古く、乳を皮袋に入れておいたところ、偶然入り込んだ乳酸菌によって発酵し、酸味のある白い塊になったことが発祥だと言われています。

知っておきたい基礎知識

旬な時期 通年
栄養素トピックス カルシウムを含みます。(※1)カルシウムは成長期の子供が特に摂りたい栄養素です。また、乳酸菌を含むため、美容と健康を気にする女性にも嬉しい食材です。

(※1)日本食品標準成分表2015年版(七訂)カルシウム
選び方 きれいな白色のものは鮮度が高いです。賞味期限ができるだけ先のものを選びましょう。料理に使うなら、合わせやすい無糖タイプを選ぶとよいでしょう。
保存 温度が高いと発酵が進み、すっぱくなりやすいため、チルド室など10度以下の冷蔵庫で保存します。
調理ポイント 乳酸菌は高熱に弱いので、温かい料理に使うときは、仕上げの段階で加えるようにします。食物繊維が豊富な果物や野菜サラダ、ビタミンDの豊富な”鮭”等と合わせるのもおすすめです。カレーやシチューの風味付けにも利用できます。
品種や種類 添加物を一切加えずに乳を乳酸菌で発酵させたものを「プレーンヨーグルト」といい、料理にも多く使われます。その他に、乳を発酵させてから寒天や粉ゼラチンなどで固め、砂糖や果汁などを加えたものを「ハードヨーグルト」といいます。また発酵して固まったヨーグルトをかき混ぜて滑らかにし、砂糖や果汁・果肉などを加えたものを「ソフトヨーグルト」といいます。撹拌して液状にした「ドリンクヨーグルト」、空気を含ませて冷凍させた「フローズンヨーグルト」などもあります。

おすすめレシピ