シェフごはんコラム

秋の食材を使った、基本の和食

スーパーの店頭に秋の食材が並び始めました。この季節だけの美味もたくさん!
日本人でよかった・・・とほっこりする栗ごはん、秋の訪れを感じるサンマのほか、新米に根菜類、キノコなど、和食がしっくりくる食材が並びます。
少し手をかけて、今年の豊穣を祝う一品を作ってみませんか?
 
今回は芸術的な日本料理を作り出す、西麻布「割烹 たくみ」 木村巧料理長に、秋の食材を使った基本の和食2品を教えていただきました。加えて、お持たせにも重宝する和スイーツとして、サツマイモの練り切りも紹介します。

土鍋で栗ごはん

土鍋で栗ごはん

栗ごはんは前日に栗とごはんの仕込みを始めます。栗のむき方も教わったので、ぜひ参考にしてみてください。
小ぶりで甘みの少ない栗は、剥いた後に20分ほど蒸し、砂糖をまぶしておくことでぐっとおいしく。土鍋で炊く際には、米が沸いたら蓋をとり、箸で底を混ぜてから栗を投入するとツヤよく炊き上がります。

レシピを見る

秋刀魚の蒲焼(肝焼き)

秋刀魚の蒲焼(肝焼き)

秋刀魚はつい塩焼きにしてしまう、という人も多いのでは? 是非一手間かけて、3枚におろして蒲焼きに挑戦してみましょう。秋刀魚は肝もおいしいので、蒲焼きに加えて旨みとコクを足すところが、プロの技。
秋刀魚のように、細長く身割れしやすい魚を3枚おろしにする際は、「大名おろし」という仕方でおろします。この方法も教えてもらったので、ぜひ参考にしてみてください。
【秋刀魚の大名卸し(三枚卸し)】
 

レシピを見る

さつまいもの姿練り切り

さつまいもの姿練り切り

見た目は焼き芋?でも実は、蒸したサツマイモを芯にして、餡の練り切りで包んだ和菓子です。練る力と根気が必要な一品ですが、作り方や材料はいたってシンプル。手土産で持っていくと、最初の見た目や、カットした時の断面の美しさに喜ばれることうけあい!練り切りの自作なんて、ちょっと自慢できる一品ですね。
お好みのサツマイモでぜひお試しください。

レシピを見る

和食は、実は調理工程もそこまで難しくなく、使用する調理器具も最低限で作れる料理が多いかもしれません。旬の秋食材も簡単に手に入るものばかり。秋に彩られた、特別な食卓になりますよ♪

  • facebookにシェア
  • ツイートする
  • はてなブックマークに追加