シェフごはんコラム

家飲みが劇的にオシャレになる 「基本のスペイン料理」レシピ

日本と同様に豊かな食文化をもつスペイン。タパスと呼ばれる小皿料理から、ボリュームたっぷりのメニューまで見ているだけでもわくわくする料理がたくさんあります。バルに行かなければ食べられない・・・と思われがちですが、調理法も味付けも実にシンプル。ぜひ自宅でもチャレンジしたい!

今回は、スペイン料理の基本中の基本という3品を、銀座エスペロ葉山 馨一シェフに教えていただきました。キンキンに冷やしたカヴァやサングリアを用意して、「おうちバル」なんていかがですか?

魚介のフィデウア(パスタのパエジャ)

魚介のフィデウア(パスタのパエジャ)

スペインを代表する米料理「パエジャ」。米の代わりにパスタを使ったものがフィデウアです。パスタの茹で時間によりますが、お米よりも短時間で炊き上がるので、普段のディナーなどにもオススメ。海老は必ず殻付きで。焼き付けてから煮ることで、海老のダシが活きます。パエジャになくてはならないのが、お焦げ。おいしいお焦げを作るには、火加減と水分量を上手に調整することがポイント。パエジャ鍋がない場合はフライパンでもOK。「パエジャ」とはバレンシア語で「フライパン」という意味なのですから。

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ニンニクのスープ カスティージャ風

ニンニクのスープ カスティージャ風

スペイン語で「ソパ・デ・アホ」という、スペインでもポピュラーなスープ。「日本人にとっての味噌汁のような存在」といえば、その愛され度がわかるはず。といっても手順はとっても簡単です。最大のこだわりはブイヨンではなく「水」を使うこと。生ハムとチョリソーからうま味と塩味が出るので、塩も加えません。フランスパンは焼きたてのものではなく、少々日が経って固くなったものを使うのが本場流。たっぷりのにんにくで、これからの季節、食欲がないときや疲れたときにもオススメの一品です!

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マッシュルームのアヒージョ

マッシュルームのアヒージョ

アヒージョとは、オリーブオイルとにんにくで煮込むタパスの代表格。なかでも人気なのがマッシュルームのアヒージョ。本場の味を目指すなら、ぜひカスエラ(耐熱陶器)で作りましょう!調理器具としても万能、かつ、見た目もオシャレで、作りたてをそのまま食卓に出せる優れもの。保温性もよいので、最後まで温かなアヒージョを楽しむことができるのです。残ったオイルにもにんにくやきのこの風味がたっぷり詰まっているので、バゲットやチュロスなどを添えて、余さず召し上がれ!

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オリーブオイルとにんにくで、素材のうま味をぐぐっ~と引き出すスペイン料理。一度作り始めたら、他の食材でいろいろ試したくなるはず!レストランやバルでも人気の高いアヒージョには鶏肉のアヒージョ」 「海老のアヒージョなども。シェフの他のレシピも要チェックです!

文:一杉さゆり
写真:千々岩友美

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