豆料理特集

RED x プロから学ぶ簡単家庭料理 シェフごはん 豆料理特集 日本最大級の料理人コンペティションRED U-35(RYORININ's EMERGING DREAM)、2014年入賞者6名が、豆料理のコツとレシピを公開!

関谷シェフのテーマ食材「グリーンピース」

関谷健一朗シェフ

関谷健一朗シェフ

1979年11月11日、千葉県生まれ
フランス料理

ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション( 東京都 )料理長・シェフ(2015.6現在)

20代前半で渡仏し、Lucas Carton(パリ)、Le Divellec(パリ)、 Le Grand Vefour(パリ)、Restaurant A et M(パリ)等を経て、ジョエル・ロブション氏に認められ26歳でL'ATELIER de Joel Robuchon(パリ)のスーシェフに。2010年より現職。

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フレッシュな豆を調理する際の決め手は、鮮度。

今回関谷シェフのテーマ食材「グリーンピース」の扱い方や、調理アレンジについて教えてください。
グリーンピースは、フランスにいたときもよく使っていた、僕自身とても好きな豆です。独特の青っぽい香り、甘みが魅力ですね。
ポイントは鮮度の良いものを選ぶこと、それからしっかり火を入れること、この2点です。
火を入れることで豆の味は引き出され、甘みも強く感じます。ですが、加熱により豆の香りは失われていく。そこで今回は、豆苗の新芽を使うことで青い香りを足しています。
全般的に、豆は甘みがあり、それだけだと味の輪郭がぼやけてしまいます。何かインパクトのある味をひとつ足すと、甘みが引き出され、味を引き締められると思います。
フレッシュな豆を調理する際の決め手は、鮮度。
関谷シェフが考える豆料理のコツや魅力を教えてください。
豆にはフレッシュなものと乾燥豆の2種類があります。グリーンピースやそら豆のように、フレッシュな豆を使う際には、やはり鮮度が味の決め手になります。さやから外れていると乾燥の原因にもなるので、さやつきの新鮮なものを選ぶといいですね。
乾燥豆の場合、豆に違う食材の味を含ませることで、味わいが広がります。動物性のうまみ、とりわけベーコンや生ハムといった豚と、乾燥豆との相性は抜群ですよ。
関谷シェフからひと言お願いします。
「ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション」はカウンターが特徴の店です。料理そのものだけでなく、料理が作られていくライブ感も一緒に楽しんでいただければと思います。

関谷シェフの「グリーンピース」レシピ

なめらかなグリーンピースの冷製スープ

なめらかなグリーンピースの冷製スープ

特長

グリーンピースの味わいをシンプルに楽しんでいただける冷製スープです。しっかりと豆を茹でて甘みを引き出し、豆苗の新芽で豆の青っぽい香りをプラスしています。バスク地方の唐辛子「ピマンデスペレット」を最後に少しふりかけることで、ぐっと締まった味わいに。新鮮なグリーンピースが手に入る初夏にふさわしい、爽やかな一皿です。

ポイント

グリーンピースの茹で加減がポイント。茹でが足りないと豆くさくなるので、しっかり芯まで柔らかくなるように茹で、甘みを引き出しましょう。スープの濃度が濃いと感じたら、ブイヨンで調整します。保存は1~2日程度できますが、できたてのほうが風味がありおいしいです。

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グリーンピースとベーコンのタルト仕立て

グリーンピースとベーコンのタルト仕立て

特長

フランスの定番家庭料理「プティポワ・ア・ラ・フランセーズ」の応用です。元々は、グリーンピース(プティポワ)、玉葱、ニンジン、サラダ菜を使った料理ですが、これをパイにのせ、半熟の目玉焼きを添えることで、華やかな一皿に。
粗挽きの黒胡椒がアクセント。卵を崩しながらお召し上がりください。

ポイント

新玉葱は弱火でクタクタになるまで火入れすると、甘みが引き出されておいしくなります。サラダ菜の分量はグリーンピースの半量以下で。家庭で作る際には、パイの端までたっぷりと具をのせるのがおすすめです。

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RED RYORINNIN's EMERGING DREAM U-35

明日の才能、未知なる美味を発掘する

2013年に幕を開けた、新時代の若き才能を発掘する日本最大級の料理人コンペティションRED U-35 (RYORININ’s EMERGING DREAM)。夢と野望を抱く、新しい世代の、新しい価値観の料理人(クリエイター)を見いだし、世の中に後押ししていくため、これまでの料理コンテストとはまったく異なる視点で、日本の食業界の総力を挙げて開催する料理人コンペティションです。

村田吉弘

2015年大会へのコメント

RED U-35は料理技術に優れた人ではなく、

将来の料理界をリードするスターの“卵”を発掘するためのもの。

彼らには自らの力で夢を勝ち取ってもらいたいし、我々も埋もれた才能を発掘したい。

“食”には世の中を変える力があるんです。料理界のみならず、

日本の未来をともに盛り上げる志ある料理人の挑戦を待っています。

村田吉弘

菊乃井 主人

RED U-35 プロジェクトメンバー

RED U-35 2015 審査員

  • 村田吉弘

    審査員

    村田吉弘

    菊乃井
    主人

  • 門上武司

    審査員

    門上武司

    フードコラムニスト
    雑誌「あまから手帖」編集顧問

  • 脇屋友詞

    審査員

    脇屋友詞

    Wakiya一笑美茶樓
    オーナーシェフ

  • 田崎真也

    審査員

    田崎真也

    ソムリエ

  • 山根大助

    審査員

    山根大助

    ポンテベッキオ
    オーナーシェフ

  • 辻芳樹

    審査員

    辻芳樹

    学校法人辻料理学館
    辻調理師専門学校
    理事長・校長

  • 狐野扶実子

    審査員

    狐野扶実子

    料理プロデューサー・コンサルタント

  • 山本征治

    審査員

    山本征治

    龍吟
    オーナーシェフ

  • 須賀洋介

    審査員

    須賀洋介

    SUGALABO Inc.
    代表

RED U-35 総合プロデューサー

  • 小山薫堂

    総合プロデューサー

    小山薫堂

    放送作家

RED U-35 発起人

  • 発起人

    岸朝子

    食生活ジャーナリスト

  • 発起人

    滝久雄

    株式会社ぐるなび
    代表取締役会長
    創業者

RED U-35 2015 顧問

  • 顧問

    細川佳代子

    NPO法人 勇気の翼
    インクルージョン 2015
    理事長

  • 顧問

    浅葉克己

    アートディレクター
    株式会社浅葉克己デザイン室
    NPO法人デザインアソシエーション会長


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